インドネシア通信

連携の可能性を後押し:NEDOとインドネシア総研、日・インドネシア関係における炭素リサイクルとバイオマス技術を推進

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、日本の公的な非営利研究開発機関であり、持続可能性を促進する技術の進歩を通じてイノベーションを促進することを目的としています。イノベーションの起爆剤として機能するNEDOは、実用的な応用を伴う革新的でリスクの大きい技術を開発し紹介することで、社会的課題に対処するよう努めています。この取り組みの最近の例として、2024年3月4日から8日まで開催された “Developing Potential Collaboration Between Japan and Indonesia in The Field Of Carbon Recycling and Biomass Technologies “というイベントが挙げられるでしょう。このイベントは、規制当局、NEDO、その他のステークホルダー間の連携を強化し、研究協力、インフラ整備、政策実施、継続的な研究イニシアチブを促進することを目的としていました。

イベント期間中、NEDOはインドネシア総合研究所との連携をはじめとする公的研究機関や、インドネシア工業省(Kementrian Perindustrian)、国家研究革新庁(BRIN)、インドネシア共和国エネルギー鉱物資源省(ESDM)などの関連規制機関や政府機関と連携しました。

インドネシア総合研究所は、カーボンとバイオマスのリサイクル技術における日本とインドネシアの協力の可能性に関する産業調査報告書の作成において、極めて重要な役割を果たしました。さらに、IRIJはイベント運営を促進・支援した。NEDOによって招聘された規制当局は、既存の技術を研究し、インドネシアの企業による炭素・バイオマスリサイクル技術の開発を促進するための支援規制の策定を含め、ステークホルダーとの協力強化の道を探る役割を担っています。

この5日間の活動では、セミナーや様々な場所への訪問を含む一連のイベントが行われました。竹原火力発電所、大崎・君島カーボンリサイクル研究開発・実証拠点、新日鉄エンジニアリング北九州、福岡大学、九州大学、小城市役所、九電工エネルギーマネジメントシステム、アイシン高丘(熊本)などを訪問し、技術移転のプラットフォームとなりました。インドネシア総合研究所は、このような取り組みを通じて、日本とインドネシアの協力関係を促進し、長期的な戦略を支える質の高い報告書を生み出していきます。

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