インドネシアで「ベスト電器」ブランドを展開する日系家電量販店のヤマダテクニカルは、市場調査・コンサルティング会社のインドネシア総合研究所(IRIJ)の支援を受け、包括的な市場調査を通じてインドネシアでの支店設立を目指しています。今回の調査の目的は、インドネシアにおける大企業向けの空調(AC)システム設置に関するビジネスチャンスを把握することでした。
調査活動は2024年4月23日、24日、25日、27日に行われ、ヤマダテクニカル社長の和田氏、常務取締役の塚越氏、インドネシア総合研究所の従業員のディニ氏、ニラ氏、通訳のディタ氏が同行しました。
ベスト電器は、空調設備工事に関してインドネシアに進出する事業体として、B2Bビジネスの推進を目指しています。同社は、住宅デベロッパー、企業、および他の業界プレーヤーとのコラボレーションを求めています。今回の視察では、ベスト電器社のインドネシア各店舗の視察、現地住宅・アパートへのエアコン設置状況の視察、アパート管理者との意見交換を行い、インドネシアのエアコンに関する規制について理解を深めました。
ヤマダテクニカルは、この調査を通じて新たなビジネスの可能性を見いだし、より幅広い消費者層へのアプローチとシェアの拡大を目指しています。さらに、この試みは同社のビジネス・ネットワークを拡大することも目的としています。さらに、協力的な努力と投資を通じて、現地の従業員に知識と技術を授けることで、インドネシアの産業全体の競争力を高めることも視野に入れているのです。