UPH(Universitas Pelita Harapan)は、バンテン州タンゲランにある私立大学で、その他にもカラワチ(Karawaci)とリッポ村(Lippo Village)にもキャンパスがあります。また、UPHは、社会科学、ビジネス、工学、医学、芸術など、幅広い分野のプログラムを提供しています。そして同大学は、その現代的な設備、 信仰を土台とした学習の重視、質の高い学習体験の提供に努めていることで知られています。現在、UPHはジャカルタ州政府と提携して環境問題に取り組んでおり、革新的なアイデアを生み出しながら、農業や環境分野で活躍する人材として卒業生を輩出しています。
UPHが最も力を入れているのは経済・商学部(FEB)で、3,000人以上の学生が在籍しています。そして、何といってもUPHの特筆すべき取り組みは、経営カウンセリングに関する専門知識を深め、同分野での活躍の機会を創出することを目的とした、ファミリー経営に特化したコースの開講です。
さらにUPHには、看護師や介護士として即戦力になる、豊富な医療現場経験を誇る看護学部もあります。また、テクノロジーの分野では、UPHはコンピューターサイエンス学部によるゲーム開発の分野に強みを持っています。
連携にあたっては、活動への集中を維持するため、UPHの取り組みは小規模で限定的なプロジェクトから着手するという点が特徴的です。また、関係強化の一ステップとして、UPHはインドネシア総合研究所ジャカルタ支社(IRIJJ)との関係構築にも関心を持っています。UPHで行われた両者の話し合いを通じて、日本とのネットワークがさらに広がることが期待されています。非常に興味深かった点は、話し合いの中で、UPHにはゲーム開発者を輩出するコンピューターサイエンス学部もあると紹介があったことです。その場では、UPHはアニメ、映画、ゲーム、コスプレなどのクリエイティブ産業での連携に興味を示していました。