インドネシア政府は2060年まで、日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを達成する計画を立てています。それぞれの政策を実現するためには、共同研究や共同プロジェクトによる技術開発を進めることやインドネシアと日本の創造的な技術の流通など、カーボンニュートラル技術分野で多くの取り組みが必要です。
近年、特にインドネシアでは公共、企業分野の両方で水素技術への関心が高まっています。 日本は 2017年に世界で初めて水素基本戦略を発表し、水素技術の利用において世界をリードしています。
そして、NEDOは長年、水素技術に取り組んできました。
NEDOは革新的なエネルギー・省エネ技術の開発に積極的に取り組んでいます。 また、技術的な成果を検証するための調査も行います。
これらの施策を通じて、新エネルギーの利用拡大と省エネルギーの促進を推進しています。国内の取り組みから得られた情報をもとに、海外における新たなエネルギー・省エネ・環境技術の実証を支援することで、エネルギーの安定供給と地球環境問題の解決にも貢献しています。
NEDOは、産業技術の高度化を目的として高度な新技術の研究開発にも取り組んでいます。豊富な経営ノウハウを活かし、産業発展の基盤となる中長期的なプロジェクトとともに、将来の技術シーズを研究する研究を行っています。 また、実用化のための研究にも資金を提供しています。
NEDOの目指すビジョンとミッションを達成するために、インドネシア総合研究所 (IRIJ) は、水素分野における最新の技術進歩に関する情報を収集し、インドネシアにおける日本の水素技術の普及の可能性を調査することを目標にしています。